2010年10月6日18:17
NTTデータは10月5日、クレジットカードでの支払い時に必要なサイン(署名)用伝票を電子化する共同利用型サービスを日本で初めて提供すると発表した。
同サービスは、電子サインパッド、同サービス用モジュール、伝票保管センタの3つで構成。加盟店では、クレジット決済用端末 (POS) にサインパッドおよび同サービス用モジュールを組み込み、サインデータと呼ばれるサインを電子化したものの取り込みと伝票情報を電子化した伝票電子データの作成を実施することにより、クレジットサイン伝票の紙出力が不要となる。
また、作成した伝票電子データは、同サービス用モジュールを通じて共同利用型の伝票保管センタに送信され、伝票保管センタで保管する。保管センタでは、保管した伝票データを伝票イメージで閲覧できる検索サイトを提供しており、加盟店は伝票を検索し確認することができるという。なお、サービスの加盟店から伝票保管センタまでの通信ネットワークは、同社のクレジット決済サービス「CAFIS」を利用する。
NTTデータでは2011年3月のサービス開始を目指しており、大手ショッピングセンターやホームセンター、専門店などが導入を検討しているという。