2018年5月8日16:22
ゼウスは、電話放送局と提携し、ゼウス決済サービスを利用する加盟店向けに電話放送局が提供する「IVR決済サービス」の提供を2018年5月8日より開始すると発表した。
2018年6月1日に施行される「割賦販売法の一部を改正する法律(改正割賦販売法)」では、クレジットカードを取り扱う事業者に対して、「クレジットカード情報の適切な管理」と「不正使用防止対策の実施」が義務付けられており、その実務指針としてクレジット取引セキュリティ対策協議会より「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画(実行計画)」が公表されている。
ゼウスでは、電話・はがき・FAX等で注文を受け付けるEC・通販事業者向けに、セキュリティ要件を満たした専用タブレット端末を活用し、クレジットカード情報の非保持化を実現する「タブレット端末レンタルサービス」や「Pay TG」を提供しているが、これに加えて、PCI DSSに準拠した電話放送局とシステム連携することにより、コールセンターで電話注文を受け付けるEC・通販事業者向けにクレジットカード情報の非保持化を実現する「IVR決済サービス」を提供することとなった。
「IVR決済サービス」は、コールセンターで電話注文を受け付け時に、クレジットカードでの支払いを希望する人に対してオペレーターがIVR(自動音声応答システム)に通話を転送し、音声ガイダンスに沿って利用者がクレジットカード情報を入力することで、支払い手続きが完了するサービスとなる。
セキュリティの観点から口頭でクレジットカード番号を伝えることに不安を感じる人でも、郵便や宅配の再配達等で日常的に利用されているIVRにより、利用者自身がクレジットカード情報を入力するため、安心してクレジットカード決済を行うことができるという。
また、事業者が同サービスを利用することで、利用者のクレジットカード情報を「保持」「処理」「通過」することなく決済を行うことが可能となるため、クレジットカード情報の非保持化が実現可能だ。