2018年6月20日9:00
QR決済かタップ&ゴーの非接触決済か。日本ではこのところQR決済が盛り上がっているが、処理スピードでは非接触決済がまさる。
Mastercardは非接触決済推進派だ。2023年までに「タップ&ゴー」を標準にすると発表した。欧州、中東、アジアパシフィック、ラテンアメリカ、そしてアフリカがターゲットだ。なぜか北米が抜けている。
そのために、今年10月からカードと端末を非接触決済対応にアップグレードする。現在非接触決済が使える場所は、世界111カ国の約800万カ所。まだまだ使えるところが少ない。
カードや端末のアップグレードのコストはMastercard負担ではなく、カード会社の負担だ。Mastercardの思惑どおり、非接触決済は5年以内に世界の決済の主流になるのか。はたまたモバイルQR決済が幅を効かせるのか。目が離せない。