2018年6月19日8:48
台湾のCastles Technologyは、北米、スペイン、イタリア、日本、中国、シンガポールに地域事務所を構え、世界60カ国に決済端末を提供している。日本では、「VEGA3000」に加え、ベンディングマシンの「UPT2000」、Androidベースのタブレット端末「Saturn10
コカ・コーラへの採用で米国が成長
日本の大手企業とベンディング分野を展開へ
Castles Technologyは1993年から決済端末ビジネスを展開しているが、現在は国際的な企業としての地位を確立している。端末ベンダーとして、据置、モバイル、スマートフォンと接続するモバイルPOSなどを合わせると世界9位だが、「据置端末だけでみると4番目のポジションとなっています」とCastles Technologyエグゼクティブ・セールス・マネージャーのJason Chiang氏は説明する。
海外では、イラン、ブラジル、トルコはビッグマーケットだが、コカ・コーラに採用された米国は大きな市場になりつつあるという。また、日本での出荷台数も伸びている。日本では、首位のパナソニックは別格の存在だが、「現在は3番目の立ち位置となっており、№2の座も見えてきました」とJason氏は話す。
日本でのディストリビューターとしては、アイティフォー、カードサービス、ジィ・シィ企画などが挙げられる。また、大日本印刷でもクレジットカード、電子マネー、非接触決済、ポイントサービス等に対応した「VEGA3000 Touch」を販売している。
今後、日本での販売で成長が期待できる製品がベンディング端末「UPT2000」だ。同製品は、駐車場、キオスク、チケットなどに搭載可能で、テンキーを搭載しており、耐久性にも優れているという。Jason氏は、「ベンディングに関しては、日本の大手企業と連携して進めています」と語る。
QR決済やテーブルオーダーに対応した「Saturn10 00E」
日本市場で大きな販売目標を掲げる
さらに、Linuxベースのタブレット端末「VEGA3000 M2」に加え、AndroidOS
なお、Androidベースのタブレット端末を提供する企業は複数あるが、接触や非接触を含めたカード決済に対応し、PCI PTS等の認証を取得している点で先行しているとした。端末価格は3万円程を想定している。
Jason氏は、「Saturn10
同氏は最後に、「日本は現金決済が主流だが、そういった考えを変えていき、ベストソリューションを提供していきたいです」と意気込みを見せた。
※記事掲載当初、Saturn10
※取材は2018年4月15日、16日にUAE ドバイで開催された「Seamless Middle East2018」のCastles Technologyブースにて