2018年7月1日9:00
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は、インターネットを破壊し、環境を破壊する大惨事を引き起こす。
そうレポートしたのは国際決済銀行。もし日常の決済が仮想通貨に取って代わられることがあれば、という前提で、上記のコメントを発表した。
そのレポートとは年次経済報告書(Annual Economic Report)。民間の仮想通貨(電子トークン)の基盤となっている分散型テクノロジーは、信頼性の高い法定通貨に代わるものではないと述べている。
BISはビットコインを支えているブロックチェーンソフトで、現在決済システムで使われている数兆件のトランザクションを処理するとどうなるかを試算した。
その結果「楽観的な前提でも、分散台帳は数日でスマートフォンの記憶容量をはるかに上回り、数週間でPCの容量を超え、数カ月でサーバーの容量を超える」。
複数の分散台帳がフルスロットルで作動すれば、関連する通信量によって、インターネットが停止する恐れもある、と警告している。