2018年11月16日9:00
中国規制当局はオルタナティブ融資に対する規制を強化している。数年前までこの市場は無法地帯。詐欺まがいのP2P融資が勃興し、社会問題にまで発展していた。
借り手と投資家をマッチングさせるというサービスだが、投資家のリターンが保証されない事態が多発している。2017年、この市場規模は1兆元(16兆円強)というからすごい。
金融当局は数千の融資会社を閉鎖に追い込む計画だ。貸金業者は免許制にし、資本金を積まなければならなくなる。
そんな中、香港を本拠にするWeLabは、バーチャル銀行の免許を申請した。モバイル融資だけでなく、銀行業へ進出する。
WeLabは銀行業進出への理由をこう述べている。既存顧客は若年層が多く、借入ニーズが高かった。しかし、彼らが年齢を重ねるにしたがい、バンキングサービスや資産管理のニーズが高まっているためであると。