2019年1月28日9:00
米国の決済ソリューション大手のファイサーブ(Fiserv)が最大手のファーストデータ(FastData)を買収することになった。ファイサーブはファーストデータの全株式を取得する。買収額は220億ドル。
2社が統合することによって、世界最大の決済ソリューション会社が誕生する。コスト削減効果は9億ドル、売上シナジー効果は少なく見積もっても5億ドルになるという予測だ。
年間フリーキャッシュフローは3年以内に40億ドルを超え、EPSは1年で20%を超えるという。CEO兼会長にはファイサーブのCEOが就任。COO兼社長にはファーストデータのCEOが就任する。
両者は統合で、これまでにない巨大な金融サービスプラットフォームを構築し、決済機能を拡充させるという。
しかし、巨大であることが強みという時代は終わった。スピーディに柔軟性をもって動けなければ、時代のスピードについていけない。