2010年10月28日13:30
デプトとフェリカポケットマーケティングは10月28日、表参道を中心に半径3km圏内で、シェアサイクル事業である「cogicogi(コギコギ)」サービスを展開すると発表した。
cogicogiサービスは、自転車をどこでも借りられ、どこでも返却できる利便性に優れ、環境に優しいサービスである。日本でも複数の社会実験の試みが存在しているが、民間企業が主催で多くの民間企業との合同により、シェアサイクル「cogicogi(コギコギ)」が始動する。
自転車は、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS CITY-C リチウム」を使用する。同サービスは、会員証「cogicogi」カードとしてFeliCaポケット機能搭載のICカードを採用し、シェアサイクルのレンタル時間の管理もこの会員証により行う。 会費は月額300円(初回登録料700円)。30分以内の利用であれば無料、以降は1時間ごとに100円の従量課金制となる。この従量課金分の50%は、社会貢献活動に寄付するという。なお、利用料の精算はクレジットカード決済で行われる。
また、これまでのシェアサイクル事業やレンタサイクル事業と異なり、単なる自転車の共同利用ではなく、サービスエリア内の多くの企業・店舗が同事業に積極的に参加・協力することも大きな特徴だ。 ポート設置場所の提供だけでなく、シェアサイクルの「駅」のような役割を担うという。 例えば、店内でcogicogiカードをかざすことにより、利用者は店舗での割引やcogicogi会員向けのオリジナルなサービスを受けることができる。
すでにデプトでは、28日からの稼働開始とともに、自転車設置拠点200 カ所、自転車総数は1,500 台まで拡大させるために、参加企業や店舗との協議を行っている。
デプトとフェリカポケットマーケティングでは2011年3月までに自転車500台、ポート40カ所、会員登録受付場所200カ所、会員数1万人を目指している。