2019年7月18日10:30
ビザ・ワールドワイド(Visa)は、現在進行中の投資ラウンド「シリーズF」の一環として、東南アジア有数のモバイルオンデマンドサービスや決済プラットフォームを提供するインドネシアのGOJEKに出資したと発表した。両社は、インドネシアおよび東南アジア地域の消費者に、多様なキャッシュレス決済の選択肢とよりシームレスな体験を提供するために協力していくという。
「GO-PAY」にとって今回の資金調達は、東南アジア地域でのGOJEKの決済サービスの拡大を加速するものとなるという。今回のパートナーシップにより、VisaとGOJEKは、デジタル世代の消費者や、銀行口座を持たない、あるいは金融サービスを受けられない人々のための決済ソリューション開発に向け、協働していく。
インドネシアでは、取引の大半が依然として現金で行われており、ベトナムでは、デジタル決済の利用者は4人に1人と低い普及率にとどまっているという。このような状況に対応することで、東南アジアで経済規模が比較的に大きな国において、9~14%のGDPの成長が期待できるとしている。