2019年11月1日12:00
パルコは、2019年11月22日に渋谷PARCOをグランドオープンする。渋谷PARCOでは、オープンより複数のキャシュレス決済(クレジットカード・コード決済・電子マネー決済等)に対応する。
利用できるコード決済は、「Alipay」「WeChat Pay」「Origami Pay」「PayPay」「LINE Pay」「メルペイ」「楽天ペイ(アプリ決済)」「au PAY」「d払い(2019年12月導入予定)」となる。導入時には、コード決済ゲートウェイサービスを活用し、ショップでは1つのアプリですべてのコードを読み取り、ゲートウェイ側で決済ブランドを判別するため、オペレーションが簡素化できるとしている。
また、ハウスカードであるPARCOカードの新規申込み時には、スマートフォンアプリ「POCKET PARCO」のPARCOポイントマイページ内で、QRコード決済「ポケパル払い」が申し込み当日から利用可能だ。申込み手続き開始からQRコード発行まで最短約20分であるとしている(審査状況等により変動)。また、利用金額・ランクに応じて、PARCOポイントが貯まる。
さらに、電子化したレシートをスマートフォンに届けるレシート管理アプリ「スマートレシートサービス」(東芝テック)を活用し、パルコ公式アプリ「POCKET PARCO」ユーザー向けに、「電子レシート」サービスの提供を一部のショップで開始する。
「POCKET PARCO」ユーザーは、バーコードをレジでスキャンするだけで、アプリ内で買い物をしたレシートが確認でき、集計も行うことができる。また、アプリの利用データや買い物履歴などに電子レシートによる商品データが加わり、よりきめ細やかな分析・学習をAIが行うことが可能だ。それらデータ分析により、個々の利用者の志向を把握し傾向を推定することができ、「POCKET PARCO」ユーザーに対して、来店前・来店中・来店後の最適なタイミングで、それぞれの顧客にマッチするショップや商品・サービス・コンテンツ等の情報を配信するそうだ。
訪日外国人の利用者には、クレジットカードでの多通貨決済(DCC)と、免税自動化アプリ「スマートデタックス」を提供する。多通貨決済(DCC)は海外の利用者がクレジットカードで決済時に 日本円ではなく自国通貨での決済が可能となるシステムだ。日本円決済の場合、カード会社から明細が届くまで自国通貨での請求金額が分からないが、多通貨決済の場合、会計時に自国通貨での請求金額が分かる。
「スマートデタックス」は、スマートフォンもしくはタブレット端末のアプリで、利用者のパスポートを読み取るだけで、免税書類を自動作成する。従来の手書きや専用システムによる書類作成に比べ、処理時間やレジ周りのスペースを大幅に省力化きる。