2010年11月23日9:00
日増しに寒さが増す今日この頃。インフルエンザ予防を呼びかけるメッセージが急に目立つようになってきた。
そんななか、米シティグループはインフルエンザ予防注射のためのプリペイドカードを発行した。その名も「フリューケア(Flu Care)」カード。
一般的なヘルスケアに使うリチャージ型のプリペイドカードではなく、使い切り型のプリペイドカード。従業員用に使えばワクチン接種コスト削減に効果があるという。
このカードが利用できるのは、全米17,000カ所の薬局。米国では薬局でインフルエンザ予防注射ができる。
薬局でのインフルエンザ予防注射は約30ドル。病院や医院での接種では85ドルする。シティのフリューケアカードは前者で使えるカードなので、導入企業にとっては大幅なコストダウンがはかれるという計算。
プリペイドカードはインフルエンザ予防対策という特化した分野にも使える。アイデア次第でおもしろい商品設計ができるのがプリペイドカード。もっと広めよう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。