2020年6月18日8:00
マネーパートナーズは、年会費無料の海外プリペイドカード「マネパカード(Manepa Card)」を発行している。マネパカードは、海外・国内ショッピングで1%キャッシュバック、銀行の両替手数料よりも安く両替が可能、国内および海外のMastercard加盟店で利用可能といった特徴がある。同サービスの現状について、マネーパートナーズに説明してもらった。
海外プリペイドカードのリサーチで№1を獲得
――まずは、マネパカード発行から現在までの成果についてお聞かせください。
マネーパートナーズ:2014年9月のサービス開始以降、海外、国内における決済手段の1つとして、16万人を超えるお客様にご利用いただいております(発行枚数は2020年5月現在16万3,034枚)。特に海外での利用者から高い支持をいただいており、2019年には海外プリペイドカードにおけるリサーチで№1を獲得いたしました。
また、自社発行の「マネパカード」以外には、現在3社と「国際ブランド・プリペイドカードの発行業務に関する業務提携」を締結しており各社の業容拡大の一翼を担っております。
――利用の多い加盟店はいかがでしょうか?
マネーパートナーズ:Amazon等ECショップや海外ホテル、スーパー等でのご利用いただいています。海外ではこれまでに174カ国でご利用いただいています(2020年4月現在)。利用国の上位は、米国、オーストラリア、英国、フランス、ドイツとなっております。
――利用者の年代など属性データについてお聞かせください。
マネーパートナーズ:利用者数・率ともに多い属性は20代・30代の女性となっています。
FX口座の活用により格安で外貨を利用可能に
――外国為替の専門家としての経験と実績から、低コストでの外貨両替を実現していることがメリットということですが、その魅力の消費者の認知についてはいかがでしょうか?
マネーパートナーズ:コスト面という観点では、FX口座を活用することで格安で外貨を利用できるようになるため、お得なカードの使い方を知っていただけるよう丁寧なご案内を心がけています。
そのほかでは、チャージ可能通貨以外でも、利用できることがあまり知られていないため、コンテンツ提供やクロスボーダー手数料無料キャンペーンを実施する等で、積極的な訴求を行っております。
――両替に関して、具体的に利用が多い通貨をお聞かせください。
マネーパートナーズ:米ドルの利用が一番多く4割弱を占めます。続いてユーロが2割強、ポンド、豪ドルが約1割となっています。
――現在、3社と提携されているとのことですが、各提携先で利用は進んでおりますでしょうか?
マネーパートナーズ:大手旅行会社との提携では、留学、修学旅行、研修旅行等で入会、利用いただいておりますが、昨今は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、入会・利用ともに停滞しているため、今後の課題と認識しております。
マネパカードとFX口座セットで提案
――稼働率アップに向けてのお取組みは進められていますか?
マネーパートナーズ:商品性やお得な使い方を正しく理解していただけていないお客様が多数いらっしゃると感じることも多く、そのご案内や周知に注力しております。
さらに、FX口座を活用いただくことで、非常に安価な両替コスト等、さまざまなメリットを享受いただけるようになるため、マネパカードとFX口座セットでのご提案をしていきたいと考えております。2020年3月には、FX口座の活用コンテンツを公開いたしました。
そのほか、現在は新型コロナウイルス感染症の影響もあり停止しておりますが、毎月キャンペーンを実施し利用促進を図っています。
――現在、国内には複数のトラベルプリペイドカードがございますが、差別化要因についてお聞かせください。
マネーパートナーズ:FX口座を使うことによる格安コストでの外貨利用、国内・海外ともにショッピング利用で1%キャッシュバックとなります。
FXサービスとのシナジー効果は?
――貴社のFX等のサービスとのシナジー効果はいかがでしょうか?
マネーパートナーズ:FX口座を活用した日本円から外貨への両替手数料(1$あたり0.2円)、さらに、FXの仕組みを使い外貨にする場合の手数料(1$あたり0.1円)といったように、両替手数料で大きなシナジーを発揮しています。
そのほかでは、FX口座をもつことにより、国内の主要4空港で、外貨を受け取れるサービスもご利用いただけるようになります。
――現状のサービスの課題はございますか。
マネーパートナーズ:新型コロナウイルス感染症の影響により海外需要が停滞しているため、国内利用や他サービスをご活用いただくことで、より生活に根差したサービスへ進化させていきたいと考えております。
――最後に、今後の目標についてお聞かせください。
マネーパートナーズ:海外旅行や留学の分野でナンバー1の存在になりたいと考えております。