FX会社のマネーパートナーズが海外専用プリペイドカードを発行開始

2014年9月3日0:12海外専用トラベルプリペイドカード「マネパカード」発行FX会社初のMasterCardブランドライセンス取得により、顧客基盤拡大を目指す

マネーパートナーズは、2014年9月3日から、海外専用のトラベルプリペイドカードである「マネパカード(Manepa Card)」のサービス提供を開始すると発表した。今回、ライフカードの支援により、国内のFX会社で初めてMasterCardブランドのカード発行ライセンスを取得。一枚のカードに米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨をチャージできるマルチカレンシー(複数通貨)対応となっている。

FX取引を行う顧客基盤の拡大に期待
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨に対応

海外専用のトラベルプリペイドカードは、渡航前に日本国内で入金しておくことで、海外の国際ブランドの加盟店で支払いに利用したり、ATMで現地の通貨を引き出すことのできるカードのことである。

海外専用トラベルプリペイドカード「マネパカード」
海外専用トラベルプリペイドカード「マネパカード」

今回、FX会社であるマネーパートナーズがトラベルプリペイドカードを発行する理由としては、外貨両替との親和性の高さが挙げられる。マネーパートナーズは、FX取引を通じて外国為替に関するノウハウを蓄積しており、そのノウハウを基に「外貨両替・空港受取サービス」を開始。約1,500名が利用しているそうだ。外貨両替・空港受取サービスを利用する会員が、一定の割合でFX取引を始めることを確認できており、約1,600万人の海外渡航者に外貨両替、トラベルプリペイドサービスを提供することで、会員数を伸ばし、FX取引を行う顧客も連動して増やせると期待している。

新たに発行する「マネパカード」は、世界210以上の国と地域において、MasterCardの加盟店でのカード決済、ATMでの現地通貨の引き出しが可能だ。

発行対象者は16歳以上の国内居住者で、インターネット経由で専用ページからの申し込みが行える。また、発行手数料や年会費は無料となっている。日本国内のATM・窓口やインターネットバンキングから入金でき、1回100万円までチャージが可能だ。また、1回の買い物で80万円まで決済でき、インターネット経由で、残高や利用明細の即時照会サービスを利用できる。

特長としては、マルチカレンシー(複数通貨)対応が挙げられる。マネパカードは1枚のカードにあらかじめ両替した通貨をチャージしておくことで海外でのショッピングやATMからの現地通貨の引き出しが可能だ。開始時点では、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨に対応。また、上記以外の通貨で決済したい場合は、米ドルチャージにより、世界210の国と地域で利用できるそうだ。

ICカード対応で不正利用を抑制
カードショッピング保険が自動付帯

カードはICカード対応のため、偽造カードの製造やカード情報のスキミングがされにくくなっている。また、EMV IC決済が主流の欧州でも便利に利用できると思われる。

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルのマルチカレンシー(複数通貨)対応
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルのマルチカレンシー(複数通貨)対応

さらに、「プリペイドカードでは初めて、カードショッピング保険が自動付帯している」そうだ。カードで購入した商品が破損・盗難した場合でも、総額50万円まで補償される。そのため、「クレジットカードと同等の安心感を実現できています」とマネーパートナーズ 代表取締役社長 奥山泰全氏は説明する。

他決済手段との比較として、例えば、クレジットカードを海外で利用すると「為替事務手数料」等の名目で手数料が必要となるが、マネパカードならば手数料は米ドルで51%オフ、ユーロで54%オフ、英ポンドで52%オフ、豪ドルで54%オフ、香港ドルで53%オフとなるなど、「手数料などのコストはクレジットカードの半分以下となる」(奥山氏)(8月29日時点)。

また、他のプリペイドカードと比べても手数料は優位性があると同社では自信を見せる。さらに、日本の銀行や両替店で外貨に両替をすると、米ドルなら1ドルにつき3円程度、ユーロなら4円程度、英ポンドなら11円程度など、両替には手数料がかかるが、マネパカードならばよりお得に現地通貨を引き出せるという。

24万のFX口座開設者の利便性向上へ
提携カードの発行なども将来的に検討

カード発行の開始により、まずは、マネーパートナーズの24万のFX口座開設者の利便性を向上させるのが狙いとなる。また、カード単体での営業活動も行うそうだ。

右端がマネーパートナーズ 代表取締役社長 奥山泰全氏
右端がマネーパートナーズ 代表取締役社長 奥山泰全氏

現状は海外専用のトラベルプリペイドカードとなっているが、将来的には日本国内のMasterCard加盟店でも利用できるサービスも検討しているそうだ。今後は、さらなる利便性向上のため、FX口座利用者の残高を自動でチャージできるサービスも行っていきたいとしている。奥山氏は、「MasterCardのライセンスはグローバルアフィリエイトのライセンスですので、提携カード先も開拓していきたい」と意気込みを見せる。

マネーパートナーズでは、外国為替取引のエキスパートとして、外国為替を通じて世の中にどのように貢献していくかを会社のテーマに掲げている。今回のマネパカードの発行により、多くの人に外国為替を便利に利用してもらえるような企業を目指していきたいとしている。

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