2020年8月3日18:14
イオン北海道は、釧路市や帯広市、紋別市にて実施している、イオンの電子マネー「WAON」を活用した路線バス運賃決済サービスの取り組みが評価され、2020年7月30日に、北海道鉄道活性化協議会(事務局:北海道総合政策部交通政策局交通企画課)が推進する「北海道公共交通利用促進運動」に係わる「民間企業の部」で表彰されたと発表した。
北海道鉄道活性化協議会は、道内公共交通の利用促進を目指し、2019年より「北海道公共交通利用促進運動」を行っている。同運動には、2020年6月末時点で道内370の市町村や企業・団体が参加しており、同社も同取り組みに賛同し、2019年5月からパートナー企業として参加している。
同社では、利用者の利便性向上と地域の一層の活性化を図るため、2018年5月より順次、路線バスで「WAON」による定額運賃決済サービスを開始している。2019年2月からは全国で初めて、多区間運賃路線で「WAON」決済サービスを始め、現在はくしろバス、阿寒バス、十勝バス、北紋バスの10路線で「WAON」の決済サービスを利用できる。そして、2019年10月にはイオンモール釧路昭和の施設内にバス待合所を開設し、バスの待ち時間や到着予定がわかる「デジタルサイネージ(電子掲示板)」も設置した。なお、2020年6月にはイオン帯広店でも新たにデジタルサイネージを設置している。
今回、この「WAON」の運賃決済サービスやイオンモール釧路昭和内にバス待合所を設置した取り組みが評価され、北海道鉄道活性化協議会より表彰を受けることとなった。
なお、「WAON」は、あらかじめチャージ(入金)して利用できる電子マネーで、イオングループでの買い物の利用金額200円(税込)につき1WAONポイント、その他のお店でお買い物利用金額200円(税込)につき1WAONポイントが貯まり、貯まったポイントはWAONにチャージして利用できる。
また、「WAON」には、利用金額の一部をイオンが自治体などに寄付することで、地域経済の活性化や環境保全、観光振興などに役立ててもらう「ご当地WAON」があり、北海道では、8種類の「ご当地WAON」を発行している。