2020年8月12日12:31
デリバリー・テイクアウトプラットフォーム「NEW PORT」の運営会社であるスカイファームは、これまで横浜ハーバーエリア限定で提供してきたデリバリー・テイクアウトサービスにおける発注システム、受注管理システム、配送管理システムを3点セットで全国向けにクラウドサービスとして提供開始することを発表した。新しい生活様式に対応すべくテイクアウト、デリバリーの対応を検討する全てのレストラン、小売店をサポートするという。
2020年4月以降、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止策の影響により、デリバリー・テイクアウトの社会的ニーズは急伸。同社システム「NEW PORT」の導入意向を全国の飲食店、商店街、施設より受けて、横浜ハーバーエリア以外でのシステム提供を決定した。SaaSシステムとして機能を追加開発し、2020年10月よりβ版のサービス提供を開始する。2021年からは全国向けクラウドサービス提供を予定している。
NEW PORTシステムは、テイクアウト・デリバリーの注文情報を一元管理できる。また、月額固定費が無料で永年導入できるフリープランを用意。さらに、システム利用料(従量課金)が大手デリバリーサービスと比較して手頃だという。
自店スタッフが配送するための配送管理システムもセット提供しており、独立した個人店舗も無理なく導入が可能だ。さらに、施設や商店街単位でもシステム導入しやすい複数店舗同時決済にも対応している。
利用量に応じて選べる月額料金プランとなり、無料だが売上の13%を支払うフリー、3,980円で売上の5%を支払うスタンダード、8,980円で売上の3.75%を支払うプロフェッショナルから選択できる。
また、同システムを導入することにより、こども食堂のデリバリー対応、フードロス削減、旅館・ホテルのキッチン機能分散化などにも貢献することが可能となり、地方創生や施設不動産価値の向上にもつなげられると考えているそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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