2011年5月9日15:13
丸紅情報システムズ(MSYS)は、非接触ICカード技術「FeliCa」対応リーダライタ製品「ナビ(NAVI)シリーズ」の新製品で、携帯電話を使用したポイントサービスシステムが構築可能な「ラピナビポイント(RapiNAVIPoint)」と「ラピナビカード(RapiNAVICard)」を開発し、販売を開始すると発表した。
ラピナビポイントとラピナビカードは、ポイントカードの発行が不要で、顧客情報管理には提携先のソフトのASPサービスを利用することで、簡単で安価にポイントサービスシステムを導入することができるという。
ラピナビポイントは、FeliCa対応リーダライタ製品本体につないだ付属の専用テンキーで利用金額を入力すると、金額に応じたポイント数の加算・減算を行い、製品本体のセンサー部分にかざした携帯電話の画面にポイント情報を表示することができる。ラピナビカードは、任意のポイント数を書き込んだFeliCaカードを用意し、リーダライタにかざすことで指定ポイント数の加算が可能だ。
両製品は、製品本体のセンサー部分にかざした携帯電話のWebサイト誘導を自動的に行い、携帯電話の画面にポイント情報を表示する。携帯電話固有のID情報とともに、テンキーで入力した情報、あるいはかざしたFeliCaカードの情報をサーバに送信し、サーバ側でポイント数に換算して加算(ラピナビポイントは減算も可能)を行う。
すでに埼玉県本庄市の美容室ヴィサージで、ラピナビポイントを試験的に導入しているという。