2011年10月26日18:45
有限責任事業組合 放射線MAP制作委員会(Radiation Map Creation Committee LLP)は、みんなで放射線マップを作るスマートフォンアプリ「放射線MAP アプリ」(URL: http://radimap.com/)のサービス提供を開始した。アプリは、iPhoneアプリ、Androidアプリどちらも用意し、無料で提供する。
同委員会および同アプリは、原発関連におけるテレビ番組の解説などで活躍する科学ジャーナリスト、倉澤治雄氏の呼びかけにより誕生した。3 月11 日に日本を襲った東日本大震災が引き起こした福島第一原子力発電所事故により、多くの人たちが放射能問題に対して不安を感じている。そこで同委員会では、政府や自治体などの発表だけではなく、放射線測定器を所有する人たちが測定した数値情報を共有することにより、日本全国・全世界の人々に向けて、より多くの放射線データをタイムリーに伝えることを目的に同アプリを制作したという。また、政府/地方自治体/公的機関/民間企業が発表している1,000カ所以上の放射線量データに関しても毎日更新し地図上に表示している。
情報をアップロードする放射線測定器については、データベース化(10 月20 日にエステー社より発売された「エアカウンター」含む)をし、どの測定器で計測したかを詳細に表示することで、より信頼性の高い情報を提供するという。 そのそか、Facebook、Twitterのソーシャルネットワキングサービスとも連携をすることで第三者への共有や情報拡散を容易にするほか、視覚的にもグラフィカルでわかりやすいアプリを実現したと同委員会では発表している。