2011年12月7日17:32
シャープは、2011年12月7日、4.3型タッチパネル液晶を搭載した業務用携帯端末「HandyBrain」<RZ-F300シリーズ>4機種を発売すると発表した。端末は、主に流通小売業や物流業界などの現場で発注・在庫照会・商品管理などに使用される業務用携帯端末である。ICカードを活用した業務システム構築が可能で、非接触無線通信規格「NFC(Near Field Communication)」に新たに対応(RZ-F301/F302C/F303C)したほか、外出先からリアルタイムでのデータ送信が可能な3G通信対応モデル(RZ-F303C)など、幅広くラインアップした。
テンキーをなくした本体デザインに、タッチペン入力や、手袋をした状態でも操作できる4.3型タッチパネル液晶を搭載している。また、他の無線通信機器との電波干渉が少ない5GHz帯(IEEE802.11a)にも対応した無線LAN機能を標準で搭載。大容量バッテリー(別売)による約12時間の長時間駆動や耐衝撃性能を備えた堅牢設計も実現したという。さらに、TypeA/B、FeliCaのICカード規格に加え、ISO/IEC15693に対応している。
シャープでは今後、営業・販売・流通・飲食業の接客支援、チェーン店の会員カードシステム、保守・点検サービスなどにおいて、タブレット端末やインフォメーションディスプレイをはじめ、POSシステムやデジタル複合機などとの連携により、業務効率アップに貢献するソリューションを提案していく。