2012年5月23日13:41
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、同社が運営する共通ポイントサービス「Tポイント」を利用する会員数(T会員数)が、2012年5月10日に4,000万人を突破したと発表した。T会員数は、直近1年間にTカードを利用したアクティブな会員数で、かつTカードを複数枚保持している会員は1人として重複を除いたユニーク会員数となる。
現在、日本総人口に占めるT会員の割合は31%を超え、Tポイントは日本人の約3人に1人が日々利用する日本最大級の共通ポイントサービスへと成長している。2012年5月10日現在のT会員を世代別にみた場合、3,000万人を突破した2008年8月と比較して中高年層の会員数の伸長が顕著で、40代では47%増の823万人、50代は53%増の501万人、60 代以上では2倍超となる116%増の440万人となっている。また、日本総人口に対するT会員の割合をみた場合、20 代では64.1%、30代では53.7%、40代では49.5%となるなど、40代以下では人口の半数以上の人がTポイントを利用している。
一方、都道府県別の人口に占めるT会員の割合をみた場合、1 位は48.6%の沖縄県(1位)、2位は44.2%の高知県(9位)、3位は43.7%の鹿児島県(20位)と首都圏以外での会員数拡大がみられ、ついで4 位は神奈川県(2位)、5 位は東京都(3位)、6位は愛媛県(19位)、7位は山梨県(14位)、8位は千葉県(10位)、9位は茨城県(27位)、10位は埼玉県(18位)となっている。
Tポイントアライアンス企業は現在、全国87 社4万6,248 店舗となっている。従来は、流通・小売りチェーンを中心としてきたが、2010年よりボシュロム・ジャパンやYKK AP、ブリヂストンスポーツなどの消費財メーカーとの提携を開始した。その後、ヤフーやカカクコム、スタートトゥデイなどネット企業へと業種を拡大している。そして2011年からはさらなるTポイントサービス拠点拡大を目的に、九州のドラッグイレブン、四国の大屋、関東・甲信越のグローウェルホールディングス、近畿・東海のユタカファーマシー、また山口・九州のレッドキャベツなど、地域ドミナントを形成しているドラッグストアやスーパーとの提携強化を図っている。一方で地域に密着した街の中小店舗でのTポイントサービス導入に取り組み、全国のさまざまな地域におけるTポイントアライアンス網を拡大している。
なお、CCCは2003年10月にTポイントを開始したが、2012年10月で10年目を迎えるという。