2012年11月28日8:00
アイティメディアは、2012年11月30日から、Web上のおすすめ情報にコメントをつけてトピック別にシェアできる「ONETOPI(ワントピ)」を公開すると発表した。ONETOPIでは当初、キュレーター(投稿者)をアイティメディアがアサインして投稿を行っていたが、投稿者を一般に開放する。また、投稿者に収益を還元する「キュレーター報奨金」を取り入れるという。
ONETOPIは2007年10月にサービスをスタート。Twitter連動ニュース集約サイトとしてオープンし、ジャンルのトピックの専任解説者であるキュレーター約170人が、日々発信される膨大な記事などの中から重要な情報だけをコメント付きで紹介するキュレーションメディアである。現在、Webサイトの閲覧者が月間15万人、Twitterでのフォロワーが50万人、アプリでの閲覧者が10万人となっている。
今回のリニューアルにより、ユーザーはTwitter、Facebook、Google+のいずれかのアカウントでログインし、(1)引用したい画像や文字を選ぶ、(2)自分のコメントをつける、(3)投稿のジャンル(トピック)を選ぶ、という3ステップで簡単に投稿が可能だ。また、投稿画面は、テキストや画像の引用、コメントづけがしやすくなっている。さらに、投稿されたコンテンツは、トピックごとにまとめられたコンテンツとなっており、他のユーザーが閲覧でき、必要な機能のみをチェックできる。
アイティメディア 取締役 斎藤健二氏は、「主だったトピック以外は自由に投稿が可能です。自分の関心のある分野、専門的な知識がある分野でトピックを運営したい方がいれば、そのトピックを作成可能となっています」と説明する。また、トピックを開放してもすべての投稿を閲覧できるわけではなくアルゴリズム的に上位の投稿が表示される仕組みを取り入れ、スパム対策を行っているという。
さらに、積極的に情報配信を行ったキュレーターを支援する「キュレーター報奨金」をスタート。同報奨金は、獲得したページビュー数に応じてポイントが貯まり、3,000ポイント以上で払い出しが可能だ。当初は10ページビューを1ポイント、1円に換算してスタート。投稿コンテンツが閲覧されるとポイントが自動的に付与されるという。また、上限金額については設けていないそうだ。
「ONETOPIは、現状広告収益をベースに運営をしております。その収益の中から原資をだしてキュレーターに分配します」(斎藤氏)
また、投稿、リキュレーション、フォローなどのアクションを行うたびに経験値がたまり、レベルアップやONETPI内で称号が変わるゲーミフィケーションの要素も取り入れている。ユーザー同士がランキングを競い合ったり、レベルアップを目指すことで、より活発な投稿につなげる狙いだ。
なお、同社ではスタートキャンペーンとして、新規で会員登録した先着1,000人に2,000ポイント(2,000円分)を進呈するという。