2013年8月20日17:40
NFCタグやQRコードを活用したスマートポスターシステム「Tapit(タップイット)」を提供するアクアビットスパイラルズと、イベント企画・運営事業を展開するイベント・レンジャーズは、森永製菓が今夏実施する店頭キャンペーンに、Tapitシステムを活用した新しい「O2O2O(Offline to Online to Offline)」施策を提供したと発表した。
森永製菓がお台場のダイバーシティ東京プラザに出店する同社のアンテナショップ「キョロちゃんのおかしなおかし屋さん」で2013年8月3日から実施している「おかしな動画キャンペーン」では、期間中の来店者に「おかしな動画カード」を配布している。来店者は、同カードに印刷されたQRコードをスマートフォンで読み取ると特別なアプリをインストールすることなくキャンペーンコンテンツが表示され、「おかしな動画スタンプ」が1つ押されて同社の製品やキャラクターに関連したスペシャル動画を閲覧可能だ。
スタンプは全5種類、すべてのスタンプをコンプリートするともれなく「キョロちゃんのおかしなおかし屋さん」で使えるスペシャルクーポンが手にできる。同スタンプは1日に1種類しか手にできないため、コンプリートするには延べ5日間のアクセスが必要となる。つまり、手元にあるオフラインのカードからオンラインのコンテンツを開き、そしてまたオフラインの店頭への再来店を促すO2O2O施策となっているそうだ。
「おかしな動画カード」は期間中に2万枚の配布を予定。キャンペーン施策はアクアビットスパイラルズとイベント・レンジャーズが共同で企画立案し、キャンペーン運営やクリエイティブはイベント・レンジャーズ、システムの構築・提供・運用をアクアビットスパイラルズが行う。
なお、キャンペーン期間中の店内には、スマートフォンをかざすだけで同社の動画コンテンツを来店者のスマートフォンに表示する「Tapitコンタクトプレート」を10カ所程度設置。TapitコンタクトプレートにはNFCタグとQRコードが設置されており、これらを読み取ることで特別なアプリをインストールすることなく関連動画が即座に再生される。このインストアでの「かざして動画」体験が、カードを持ち帰ってからの継続的なエンゲージメントへの入り口となるそうだ。
また、Tapitサーバーとアクアビットスパイラルズのサーバーではキャンペーン期間中のすべてのアクセス状況を記録しており、全体のアクセス数(アクション数)だけでなく日時ごとの統計やユーザーごとの統計、スタンプの獲得状況、コンプリート率、ドロップ率などを集計することが可能だ。