2014年6月5日18:37
福利厚生業務のアウトソーシングサービスを手掛けるベネフィット・ワンは、伊藤忠商事とシンガポールに設立した合弁会社「Benefit One Asia Pte. Ltd(ベネフィット・ワン アジア)を通じ、PT. BENEFIT ONE INDONESIA(ベネフィット・ワン インドネシア)」を5月に設立した。
現地法人「ベネフィット・ワン インドネシア」では、主に日系企業のインドネシア国籍の社員に対して、優秀な成績を残した社員や自己研鑽に努める社員、勤怠の良い社員にポイントを付与し、ポイントを活用して好きな商品と交換ができる「インセンティブ・ポイント」の本格的な営業を6月から行うという。
インドネシアでは、旅行やレストランなどの余暇を充実させるメニューや、食費や通信料などの生活コストを補助できるような商品を用意するとともに、ムスリム(イスラム教徒)が人口の9割を占める国柄を考慮し、メッカ巡礼のための宿泊パッケージツアーをはじめ、服装飾品や断食期間の栄養補給などのムスリムの社員が使いやすい商品を多数用意するという。
ベネフィット・ワン インドネシアでは今後、「インセンティブ・ポイント」を現地のインドネシア資本企業や外資系企業に対象を広げていくほか、福利厚生代行サービス「ベネフィット・ステーション」の展開を実施していくそうだ。