2025年8月18日12:10
楽天グループが運営するNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」は、プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」とサッカー・明治安田J1リーグ「ヴィッセル神戸」の公式チケットリセールに「NFTチケット」を導入した。
「楽天イーグルス」では、2025年9月開催分以降の「楽天モバイルパーク宮城」で開催される一軍戦のうち「電子チケット引取」(QRコード)を選択して購入されたチケットのリセールが対象だ。「ヴィッセル神戸」では、個人で購入された「シーズンシート2025」チケットで2025明治安田J1リーグ第32節「ヴィッセル神戸 対 清水エスパルス」以降のリセールが対象となる。
「NFTチケット」は、ブロックチェーン技術を活用したデジタルチケットだ。NFTはデータ自体に取引履歴や所有者情報などが記録され、ブロックチェーン技術によりすべての取引履歴を透明かつ改ざん不可能な形で記録することが可能だという。そのため、偽造防止や二重取引の防止といった技術的な利点を持つだけでなく、取引の透明性を確保し、通常の2次流通よりもユーザーが安心してチケットを購入・リセールすることができる。また、購入時には、「楽天ポイント」を貯めたり、使ったりすることが可能だ。
「楽天イーグルス」と「ヴィッセル神戸」における従来のチケットリセール方法では出品価格が指定されていたが、「NFTチケット」を活用した方法では出品者が自由に価格を設定することが可能だという。
なお、リセール開始は8月27日。出品者には、出品価格から販売手数料とシステム利用料を差し引いた金額を払い戻す。
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ペイメントナビ編集部
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