2021年1月6日16:32
楽天は、三重県志摩市の離島、間崎島において、自動飛行ドローンによる配送サービスを、2021年1月6日~1月22日まで期間限定で提供すると発表した。
同サービスでは、同市内のスーパーマーケット「マックスバリュ鵜方店」から、本土より約4km離れた広さ0.36平方キロメートルの間崎島にある「間崎島開発総合センターまで、往復約11km間を自動制御により目視外飛行(レベル3飛行)し、商品を配送する。また、新型コロナウイルス感染症対策として、できる限り人を介さないサービスとしている。
具体的には、注文手段として、自身でダウンロードする専用スマートフォンアプリもしくは同センターに設置するタブレットでの注文に加え、カタログを見て注文用紙を同センターにて自身で専用スキャナにより読み取り店舗に送信する方式、注文用紙を同センター閉館時にはポスト投函いただく方式を用意した。受け取り時には、同センターに到着した自動飛行ドローンが自動で荷物を切り離し、注文者が人を介さずに商品を受け取れるようにしている。
決済手段としては、現金のほか、同センターに楽天グループの実店舗向けキャッシュレス決済サービス「楽天ペイ(実店舗決済)」を導入し、主要なクレジットカードおよび電子マネーによるキャッシュレス決済を利用できるようにしている。また、専用スマートフォンアプリから注文した場合は、同アプリ上で「楽天ペイ(オンライン決済)」による決済が可能となる。なお、同サービスは、対象となる間崎島の住民が、配送手数料500円(税込)で利用できる。
同サービス提供は、三重県が、誰もが住みたい場所に住み続けられる地方都市を目指し、国内外の企業からアイデアを募集して開発のサポートや実証・社会実装の支援などを行う「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」の認定を受け、三重県の支援のもと実施している。2020年1月には、自動飛行ドローンによる間崎島への無人配送サービスの実証実験を行い、住民のニーズの調査や生活に合ったサービスモデルの構築、長距離配送を行う中での課題を検証した。このほど、同結果を踏まえ、期間限定によるサービス提供を実現することができたそうだ。今後は、自動飛行ドローンを活用した恒常的な配送サービス提供の実用化を目指す。
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ペイメントナビ編集部
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