2021年1月31日7:00
Entrustは、フィジカルIDとモバイルIDを瞬時に発行するダイレクトカード発行ソリューション「Sigma(シグマ)」インスタント・デスクトップ発行ソリューションを発表した。 日本市場においては、 日本データカードから2021年2月1日より販売開始する。
クラウドとオンプレミスの両方での展開に対応できるように設計されたSigmaソリューションは、企業、医療機関、政府機関、高等教育機関、金融機関などに提供する。同システムは、モジュラー設計と即座に使える構成により、ユーザーは30分足らずでIDの発行が開始でき、プリンターのセットアップの煩わしさを解消するという。
クラウドベースのAPIを搭載したSigmaシステムは、ハードウェアを追加することなくクラウド上での発行も可能にし、物理IDやバッジ、またキャッシャカード等の金融決済カードの両方を瞬時に印刷することが可能だ。Sigmaシステムは、ネットワークと接続性を構築することで組織とそのデータの安全性を確保し、エンタープライズ保護を実現するIoTデバイスとなる。エンボス加工、ホログラフィック、光沢パネル印刷などの機能を備えたSigmaプリンターは、カードの不正改変や偽造を防止。また、インライン磁気ストライプやICカード・エンコーディングなどの機能により、カード印刷時のセキュリティ保護を実現するそうだ。
Sigmaシステムの「プリンターダッシュボード」はモバイルデバイスでも利用できるため、 組織はデスクトップに縛られることなく、どこからでもプリンターを管理できる。またSigmaシステムを使用すれば、企業はオンラインでの写真提出から写真の確認、カードの印刷、そして最終的には従業員へのカードの配布まで、 非接触型のID発行プロセスに移行可能だ。さらに、オンプレミスのインスタントIDソリューションにはモバイル登録機能が搭載されており、社内のさまざまな場所でIDを発行することができる。
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ペイメントナビ編集部
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