2021年2月1日17:10
EGGS ‘N THINGS JAPAN(エッグスンシングス)は、AI(人工知能)や次世代デバイス、RPA技術開発等を手掛けるウェルヴィルと共同開発した非接触型で対話が可能な「AIアバターレジ」を2021年2月3日よりEggs ‘n Things Coffee御殿場店に設置すると発表した。
AIアバターレジは、来店客が、店員の代わりにモニターに映っているアバターと会話をすることで、タッチパネル操作の必要なく料理を注文することができる。ウェルヴィルが開発した対話エンジンを搭載しており、顧客が発言したシナリオ以外の回答にも応答し、注文に至るまで会話のみで誘導することができるという。また、今後は店舗スタッフがAIアバターに話しかけることで店舗ごとに異なる応対を学習させて、顧客ひとり一人に対して的確なサジェストをすることができるようになる。
そのほか、導入済みのシステムとして、事前注文システム(オンラインオーダー)は、オンラインで時間指定・注文・決済の上、店舗でテイクアウトができるシステムだ。店舗側も調理タイミングを可視化できるので、店舗オペレーションを円滑にし、ピーク時には受注数の調整をかけることが可能だ。導入店舗は、Eggs’n Things、Eggs’n Things Coffee全店舗となる。
テーブルオーダーシステムは、入店後、テーブル上にあるQRコードを読みとりオンライン上でメニューを注文・決済できるシステムだ。どのテーブルからオーダーされたかを把握することができるため、店員と顧客との接触機会は「料理提供時」のみとなる。店舗の省人化や席回転率向上にも貢献するそうだ。導入店舗は、Eggs ‘n Things Coffee 御殿場プレミアム・アウトレット店、イーアス沖縄豊崎店、グランエミオ所沢店となる。
カスタマートラッキングシステムは、来店した顧客の行動を確認することができるコイン状の端末を渡すことで、どのテーブルに座っているかを店舗従業員が店舗のタブレット上で把握することができるシステムだ。導入店舗は、Eggs ‘n Things Coffee 御殿場プレミアム・アウトレット店となる。なお、サトーが技術協力している。
店舗導入成果として、「事前注文システム」は、現在Eggs ‘n Things、Eggs ‘n Things Coffeeにて導入中だ。注文と会計にかかった時間を削減することができるため、オペレーションコストの削減につながっている。また、「テーブルオーダーシステム」は、来店客の約23%が利用しており、キャッシュレス決済ニーズの拡大に合わせて、今後も利用客が増える見込みだ。結果、顧客と店員との接点が減少され、感染症拡大のリスクが削減されるそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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