2021年2月15日18:05
クレジットカードの不正利用対策ソリューションを提供するアクルは、noteが運営するメディアプラットフォームnote に「ASUKA」の提供を開始し、クレジットカード不正利用の撲滅を推進すると発表した。
noteのメディアプラットフォーム・noteは、クリエイターのさまざまな創作活動を支援している。クリエイターが思い思いのコンテンツを発表したり、サークルでファンや仲間と交流したり、ストアでお店やブランドオーナーが商品を販売したり、note proを活用して企業や団体が情報発信をしている。また、コンテンツ配信サイト・cakesも運営している。
インターネットの普及に伴い、個人がビジネスや情報を配信できるようになっている。こうした個人の活動を支えるのが、ECプラットフォームであり、さまざまな業種・業態のECプラットフォームが登場している。しかし、ECプラットフォームの運営にはさまざまな課題がある。利用者間のトラブルの発生や、各種法律への準拠、悪意のある利用者による各種不正行為など、利用者の利便性を損なうことなくルールを策定し、運用することが求められるそうだ。
特に、C to Cと呼ばれるECプラットフォームでの被害が増加傾向にある。具体的な被害としては、実際にこうしたプラットフォームでは第三者のクレジットカード情報を利用した不正購入に加え、販売者と購入者が結託して不正し資金洗浄(マネーロンダリング)するケースや、不正に入手したコンテンツ盗品の転売・換金などの事例が発生しているそうだ。
今回、noteへのASUKA提供により、不正なユーザーの購入や課金を未然に防止できるようになるという。また、同社は業界における不正の手口の情報共有なども進めることで、セキュアで安心な取引ができるプラットフォーム運営をサポートしていく方針だ。