2021年5月12日11:30
NTTデータは、2021年5月11日に「2021年3月期 期末決算報告」記者発表会を開催した。当日はNTTデータ 代表取締役社長 本間洋氏が実績や業績予想、中期経営計画の進捗等について説明した。
今期は32期連続の増収増益を達成
流通・サービス・ペイメント向けサービスの規模拡大
NTTデータの2021年3月期実績として、新型コロナウィルス感染拡大に伴う顧客企業のIT投資抑制などマイナスの影響はあったが、コロナ禍にあった運営を図ることで、売上高は32期連続の増収増益を達成し、営業利益も増収を確保した。本間氏は「堅調な決算となっております」と説明する。
セグメントとして、金融は銀行向け案件の獲得などにより大幅に増加、決済ソリューションが絡む法人・ソリューションは新型コロナウィルス感染拡大の影響はあるが、流通・サービス業向けの案件獲得などにより前年並みを確保した。営業利益は、金融は不採算案件抑制などにより増益、法人・ソリューションは第3四半期からマイナス幅は縮小しているがコロナウィルス感染拡大の影響などによる販管費率悪化などにより減益となった。
2022年3月期の業績予想は、連結売上高2.36兆円、連結営業利益率7.6%、海外EBITA率6%(北米7%、EMEA・中南米5%)となり、顧客基盤80社以上(国内年間売上高50億以上、海外50百万米ドル)を目標としている。
対前期比増減として、売上高は国内を中心とした規模拡大などにより33期連続となる見込みだ。営業利益は大幅増益となる1,800億円となり、営業利益率7.6%を目指す。同期利益は初めて1,000億円の大台を上回る水準だ。
売上高は、金融では銀行向けサービスの受注残高からの確実な売り上げ展開などにより増収を予想。また、流通・サービス・ペイメント向けサービスの規模拡大などにより、法人・ソリューションも増収を予想している。営業利益は国内では着実な増益、海外(北米、EMEA・中南米)では大幅な増益を目指すという。
今期のキャッシュレス分野の取り組みは?
連結売上高2.5兆円は2024年3月期に達成を見込む
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