共通ポイントを活用し成長狙う中堅仮想モールの戦略【EC NOW】

2021年6月9日8:00

Amazonなどの巨大モールに水をあけられて奮闘する中堅仮想モールが、共通ポイントへの切り替えや導入による成長戦略を打ち出している。昨年5月にKDDIとauコマース&ライフが運営する「au PAYマーケット」が独自ポイントをPontaポイントに統合、今年5月からはリクルートの「ポンパレモール」がdポイントとの連携を開始した。これらポイント施策により、新たな顧客基盤の形成や経済圏の拡大を狙う。

渡辺友絵(通販研究所)

記事のポイント!
①中堅仮想モールは大きく伸び悩んでいる?
②「au PAYマーケット」はオープン戦略へ舵を切る
③「ポンパレモール」は2つの共通ポイントを採用
④小回りがきく中堅モールが新たな戦略を打ち出すためのフックになると期待

■巨大モールや新興勢力に押され伸び悩む

Amazonや楽天市場などの巨大モールに加え、新興勢力のPayPayモールなども勢いを増しており、既存の中堅仮想モールは伸び悩んでいるのが現状だ。モールの知名度や集客力には大きな差があり、まともに対峙してもとうてい勝ち目はない。

そこで中堅仮想モールが打ち出した施策の1つが、共通ポイントを活用して新規客を呼び込み顧客基盤を広げる手法だ。すでに確立されている大規模共通ポイントのマーケットを生かし、自社経済圏の拡大につなげる考えでいる。

■名称を「au PAYマーケット」に変更しPontaポイントに統一

KDDIは2019年12月にローソンと業務提携し、2020年5月には仮想モールの名称を「au Wowma!」から「au PAYマーケット」に変更した。ポイントサービスの「au WALLET」もPontaポイントに統一し、オープン戦略へと舵を切っている。

このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
「Paymentnavi Pro2021」の詳細はこちらのページからご覧下さい。

すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。

関連記事

ペイメントニュース最新情報

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)
現金とキャッシュレスの売上をリアルタイムに確認可能なIoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOX(飛天ジャパン)

BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP