2021年6月9日10:46
CRISPは、One Capitalを引受先とした約5億円の資金調達を実施し、One Capital代表取締役CEOの浅田慎二氏がCRISP社外取締役に就任する。なお、これによりCRISPの累計資金調達額は約10億円、企業価値評価は約42.5億円となる。
今回の資金調達により、CRISPが提唱する非連続な成長と高い収益率を実現する新しい外食企業の形「CONNECTED RESTAURANT(コネクティッド・レストラン)」に必要な5つの成長領域であるテクノロジー・デザイン・ヘルス・ロボティクス・ロジスティクスに戦略的な投資を行うことが可能となるそうだ。
また、CRISP SALAD WORKSにおける年間売上約11億円・70万件の注文のうちすでに93%がデジタル経由のチャネルで発生しており、コロナ禍においてスマホや店頭KIOSKをつかったデジタルダイニングがCRISPの急速な成長を後押ししてる。
CRISPは、コネクティッド・レストランを目指し、拡張拠点の展開強化に取り組む。オフィス向け無料グループ配送のCRISP BASEは2021年6月時点で60拠点を超えたが、2022年末までにさらに300拠点まで大きく拡大するという。また、超小型ピックアップステーションのCRISP STATIONを2021年内にローンチ予定だ。
また、モバイルオーダーとフラッグシップとなる物理店舗、デリバリーやCRISP BASEなどのオンラインとオフラインを融合した拡張拠点を組み合わせた高いROIの新規顧客獲得方法で、まずは日本国内の新しい都市に展開する。
さらに、「CRISP REPLENISH」は、サラダの定期配送サブスクリプションサービスだ。2021年5月の招待制ベータ版リリース時には事前登録が初期募集の20倍を超えるなど大きな反響があり、今後さらに開発と検証を進める。
また、サラダ調理ロボットの開発 – 店舗での作業と接客を分離し、人がより創造性の高い価値を生み出す「LTVを高めるための接客」に時間を使うことができるようにするそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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