2021年7月12日7:00
JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーは、2021年7月9日よりJR東日本のエキナカでは初となる「飲料・食物販自販機」を東京駅に設置し、営業を開始した。
「飲料・食物販自販機」では、アキュアの自販機で展開している飲料に加え、食品・菓子・マスクや除菌シートなどの雑貨を一緒に販売し、エキナカでの幅広い顧客ニーズに対応する。
決済は交通系電子マネーのみとなり、POSデータを分析することで「どの商品がどの時間帯によく売れるのか」「飲料と一緒に購入されている商品はなにか」などを把握することが可能となるそうだ。
テーマは「移動者向けバラエティ自販機」となり、新幹線利用者を想定し、飲料に加え、菓子・軽食、日用雑貨等も購入可能なミニコンビニ自販機だ。
アキュアの自販機では、販売した飲料の現金・電子マネーを含むすべての購買情報をPOSデータとして取得し、分析を行っているそうだ。例えば、自販機全体では朝7~9 時の購入者率が高い傾向にあり、これはコロナ禍でも同様だった。その中で、ゼリー飲料などに代表されるおやつカテゴリーの売れ方を分析すると、13 時から徐々に購入者比率が上昇し、16~17時台がピークになっている。また、小腹がすく17時~18時にスープ飲料の売上が伸びていたことも分かった。
今回、飲料だけではなく食品も合わせて販売するため、「お昼の時間帯に自販機で一番売れる食べ物は何か?」「りんごジュースと一緒に買われているものは何か?」などを把握することができ、従来の飲料自販機ではカバーできなかった新たなニーズの取り込みを狙う。設置後は、購買状況の基本分析に加え、利用者の買い回り分析やリピート分析などを加えることで、「エキナカ移動者が求める最適な商品ラインナップ」を追求していく。