2021年9月20日8:00
ギフティは、インドネシアのスタートアップであり、ロイヤルティおよびリワードプログラムの構築・運用が可能なエンドツーエンドのプラットフォーム「TADA」を提供するTADA Network PTE.LTD.(インドネシア)と資本業務提携契約を締結し、2021年4月に、TADA Network PTEへの出資を完了した。また、ギフティのマレーシアの現地法人であるギフティ マレーシアおよびベトナムの現地法人であるギフティ メコンとTADA Network PTEは、事業面においても連携を図ることで合意しており、2021年8月よりマレーシア、ベトナムでの協業も開始している。
TADA Network PTEが提供する「TADA」は、顧客や従業員、外部チャネルと強固なリレーションを構築するエンドツーエンドのロイヤルティ・リワードプラットフォームとなる。また、「TADA」を介し構築されたネットワークを活用し、事業やサービスをつなぎ協業を促す役割も果たすという。顧客のファネル周辺にエコシステムを構築することで外部のプラットフォームと連携することのできるソリューションであり、すでにインドネシア国内外の大企業400社以上に導入されている。具体的には、グローバルな保険・金融グループのAXAやAllianz、シンガポールに本社を置くDBS BankやUOB(United Overseas Bank)などの銀行、その他Exxon MobilやCastrol、Kalbe Nutritionals など、エネルギー、消費財、食品等の業界に提供しているそうだ。
今回の出資は、東南アジアでの事業拡大を目的とした海外のスタートアップへの2案件目となる投資となる。TADA Network PTEは、今回の出資で得た資金を、プラットフォームのさらなる強化に充てるとともに、東南アジアへ進出する際の資金として充当する予定だ。
なお、TADA Network PTEとギフティ マレーシアおよびギフティ メコンは、事業面においても中長期的な連携を視野に入れており、2021年8月よりマレーシア、ベトナムでの協業をそれぞれ開始している。ギフティ マレーシアおよびギフティ メコンのeギフトサービスとTADA Network PTEの「TADA」を連携し、同社の現地法人の顧客に対しカスタマーロイヤルティ向上につながる新たなソリューションを提供そうだ。また、マレーシア、ベトナム以外の東南アジアにおいても、eギフトプラットフォーム事業およびeギフトサービス展開においてTADA Network PTEと同社の現地法人で協働し、市場を開拓していく予定だという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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