2021年11月4日7:40
秩父鉄道は、小田急電鉄と連携し、2021年11月4日から秩父鉄道全線が何度でも乗り降り自由で、飲食店舗や温浴施設等約50店舗の優待を受けられる乗車券「秩父路遊々フリーきっぷ デジタル版」を販売開始すると発表した。また、同社のグループ会社 宝登興業が運営する宝登山ロープウェイで使える「宝登山ロープウェイフリーきっぷ」も販売する。
新型コロナウイルスの影響により、今まで以上に「キャッシュレス化」や「非接触」が、注目されるようになっている。秩父鉄道では、小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」のデジタルチケット機能を利用することで、これらを早期実現することができるため、沿線周遊に便利な「秩父路遊々フリーきっぷ デジタル版」をスタートすることになったそうだ。
また、同社は通勤・通学路線でもあり、秩父、長瀞といった観光地を結ぶ観光路線でもあることから、利用者の目的地もさまざまだ。「EMot」を導入することで、将来的に目的地までの経路検索、交通手段の予約・決済等がスマートフォン1台で完結できるようになり、駅から目的地までの移動が便利になると期待している。
なお、小田急電鉄は、MaaSアプリ「EMot」にて、箱根をはじめとした沿線観光地等にてデジタルチケットの販売による観光型MaaSを推進してきた。同デジタルチケットは、窓口に並ぶことなく事前決済で購入でき、現地係員にスマートフォン画面を提示することで利用可能だ。
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ペイメントナビ編集部
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