2021年11月8日18:35
ギフティは、NECソリューションイノベータ、沖縄県南城市、沖縄県うるま市、りゅうにちホールディングス、沖東交通、株式会社NearMe、タピック沖縄、アンサ沖縄リゾート、ジャンボツアーズと協業し、南城市およびうるま市で実施している観光型MaaSの実証実験において、自治体・地域課題を解決するデジタルプラットフォームサービス「e街プラットフォーム」(商標登録申請中)を同実証実験に提供し。2021年10月9日~12月12日の期間で実施中の同実証実験は、観光振興および地域の活性化を目的とし、各種モビリティの活用とモビリティの乗車券や施設の入場券を電子化し顔情報と照合し認証するテクノロジーを実証する取り組みであり、モビリティチケットや観光施設の入場券の電子化および利用者情報管理を実現するソリューションとして、ギフティの「e街プラットフォーム」を活用している。電子化されたチケットは、2021年10月9日~12月12日の期間中、専用サイトにて「沖縄東海岸観光MaaS実証モニターツアー」のパッケージとして販売される。なお、同実証実験は、2020年2月および3月に、南城市内でオンデマンド交通と小型モビリティ等を活用した観光型MaaSの実証実験の検証結果を踏まえ、実施エリアをうるま市に広げるとともに、周遊手段やサービスを拡充して実施されるそうだ。
今回、南城市およびうるま市で実施される実証実験では、南城市内での小型モビリティや市内を巡るコミュニティバス「Nバス」の活用に加え、キャンピングカーを活用した新たな宿泊体験を提供するという。また、南城市およびうるま市が推奨する観光ルートへの誘致を行う専用アプリ「沖縄東海岸観光MaaS実証アプリ」(開発:NECソリューションイノベータ)上に、観光スポットなどに関するミッションを楽しむことができる。なお、各種モビリティの乗車チケットや有料観光施設の入場券の電子化には、「e街プラットフォーム」を活用している。さらに、「沖縄東海岸観光MaaS実証アプリ」から顔写真などの利用者情報を事前にスマートフォン等で登録し、モビリティサービスや観光施設で顔認証を行うことで、スムーズかつ非接触で、事前購入済のチケットを利用できるとしている。
電子化されたチケットは、募集型企画旅行「沖縄東海岸観光MaaS実証モニターツアー」のパッケージとして販売されており、専用サイトより希望のツアーを購入してもらうことで「沖縄東海岸観光MaaS実証アプリ」内に付与される。ツアー購入者は、同アプリで顔画像を事前に登録。モビリティサービスの利用や観光施設の入場は、チケット利用場所に設置された端末で顔認証を行うことで、利用者はスマートフォンをかざすことなく、手ぶらで非接触でチケットを利用可能だ。加盟店での処理は、顔認証により加盟店の端末に表示される利用者のチケットから対象のチケットを選択し、電子スタンプ「giftee STAMP」を押印するのみで完了する。「giftee STAMP」の押印時に「消し込み」という処理が行われ、そのタイミングで利用済みのチケットとして認識される。
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ペイメントナビ編集部
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