2021年11月30日18:55
ユビレジは、大学生協事業連合の会員である全国38都道府県の大学や高等専門学校190校において、タブレットPOSレジ「ユビレジ」が採用されたと発表した。導入先は購買・書籍販売・食堂など約1,000店舗で、来秋より順次利用開始できるよう現在準備を進める。
「ユビレジ」は、基本的なレジ機能に加え複数店舗の売上や会計単価・客数などを一括管理する事ができるタブレットPOSレジとなる。
大学生協事業連合は、大学・専門学校などの学生や教職員を組合員とする「大学生協」の事業を協同で支える組織となる。同会は2018年、それまで各地で運営されていた6つの事業連合(北海道・東北・東京・東海・関西北陸・九州)が合併して発足した。
合併前のレジシステム・ポイント制度・ハウスマネーなどは地域ごとで独自に導入していたが、消費税の引上げ・軽減税率への対応など、法令遵守に伴うシステムの変更などもそれぞれの地域で対応しており、保守・運用などコスト面での負担を感じていたそうだ。そこで地域ごとにバラバラだったシステムの統合を目的とした大規模な刷新プロジェクトを開始し、「ユビレジ」を採用した。同プロジェクトにおいて「ユビレジ」は、生協独自ポイントやハウスマネーの統一化を担う、ポケットチェンジの提供するオリジナル電子マネーサービス「pokepay(ポケペイ)」と連携した。これにより、地域ごとに異なっていたポイントやハウスマネーの発行・管理システムを統合し、大学生協事業連合会員となっているすべての大学生協で「pokepay(ポケペイ)」プラットフォームを利用して発行した学内独自電子マネーを利用できる。また「ユビレジ」の導入によって、現金・クレジットカード・ポイント・ハウスマネー払いなど、すべての決済手段に対しポイントを付与できる仕組みも実現したそうだ。
なお、三井住友カードが提供するさまざまな支払い手段に対応したオールインワン決済端末「stera terminal」、ティーガイアと日本ユニシスが取り扱う、店舗のレジで入金処理をすることで使用が可能となるギフトカード「ギフトカードモール」とも連携しているそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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