2021年12月6日7:00
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は西東京データセンターにおいて、ペイメントカード情報の安全保護を目的とした国際セキュリティ基準「PCI DSS」に2021年11月30日付で準拠したと発表した。
キヤノンITSの西東京データセンターでは、2012年のサービス開始から、利用者に安心してサービスを利用してもらえるセキュリティ体制の構築に取り組んできた。これまでにISO/IEC27001(ISMS)認証の全社取得や、SOC2保証報告書の受領などを通じて、セキュリティレベルの向上に努めてきたそうだ。このようなセキュリティ品質向上活動の一環として、このほど国際カードブランド5社が策定したクレジットカード業界のセキュリティ基準「PCI DSS」最新バージョン(3.2.1)に準拠した。
同認定の対象範囲は、サービス開始当初に竣工した西東京データセンター1号棟に加え、2020年竣工の2号棟も含まれるそうだ。今回の準拠により、特にクレジットカード情報を扱う企業は「物理的なセキュリティ」や「情報セキュリティポリシーの整備」に関する要件に準拠したデータセンターサービスを受けることが可能なため、今まで以上に安心して利用してもらうことができるそうだ。また、PCI DSS準拠を目指す企業は、PCI DSS準拠済みのデータセンターを利用することにより、認証取得までの時間や作業負荷などを軽減することが可能だとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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