2022年2月9日21:16
三井住友カードとマクロミルは、三井住友カードのキャッシュレスデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」と、マクロミルのネットリサーチシステムを連携し、顧客企業に提供する付加価値を、より高める取り組みを開始する。
三井住友カード会員に向けたアンケート結果とカード会員のキャッシュレスデータを組み合わせ、「Custella」の分析力を向上させることで、企業のマーケティング活動の支援強化を目指す。
具体的には、マクロミルが独自開発したネットリサーチシステムを通じて、カード会員に対しインターネット上でアンケートを配信することで、カード会員一人ひとりから得られたアンケート結果(意識データ)とクレジットカード購買履歴(行動データ)を併せた分析を行う。アンケートでは、クレジットカードでの決済の背景・理由、価値観・嗜好性、さらにはカード決済を伴わない行動など幅広く聴取し、カード会員の意識と行動をCustellaサービスとして一気通貫で分析・検証が可能になる。その分析結果をもとに、1,300万人を超えるカード会員のうちターゲットに即した広告配信プランニングや、その効果検証といったプロモーション施策提供の実現を目指す。なお、同サービスにおけるアンケート回答データは、個人が特定できないよう統計化し、事前に了承した範囲でのみ活用するそうだ。
同取り組みのファーストユーザーとして、住友生命保険相互会社と「健康に関する意識と購買行動の調査」の実施が決定しており、アンケートと決済データの分析結果に基づくプロモーションターゲティング等を、今後の同社のデジタル・マーケティング戦略に活用する予定だ。
なお、同取り組みは、三井住友カードとマクロミルが2020年9月に締結した、企業の戦略的なデータ利活用の促進を目指した業務提携の一環として進められている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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