2023年7月21日7:40
SBI損害保険(SBI損保)と三井住友カードは、2023年1月より、三井住友カードのデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」を用いて、自動車保険の募集に関する取り組みを行ってきたが、新たな取り組みとして、7月20日から、AIの機械学習を取り入れたより高精度なターゲティングによる自動車保険の募集を開始すると発表した。
なお、データ分析支援サービス「Custella」を活用した分析に際しては、個人・加盟店が特定できない統計情報に加工を行っている。
SBI損保と三井住友カードは、2023年1月より、三井住友カードのキャッシュレスデータ両社が2023年1月より開始した第一弾の取り組みでは、ニーズの高い利用者へ保険の案内を行うべく、「自動車保険加入者向けプロモーション」を実施した。三井住友カードのキャッシュレスデータをもとに自動車保険の加入者を見定め、該当する会員へダイレクトメール(DM)を送った。
第二弾となる今回の募集においては、これまでの取り組みに加え、新たに「AIの機械学習を取り入れたターゲティング」を活用し、自動車保険の案内を行う。「保険加入前消費分析」においては、これまで自動車保険に加入したことのある人を抽出し、加入前の消費行動を分析し、保険に加入する予兆となる消費傾向を分析する。
その後、「AIの機械学習を取り入れたターゲティング」実施には、「保険加入前消費分析」において可視化した加入前の消費傾向をAIに学習させる。これにより、自動車保険への切替加入を検討している人を、これまでよりも高い精度で抽出することが可能となるそうだ。これにより、保険の見直しを検討中の人へ、これまでよりも正確に、適切なタイミングで自動車保険を案内できるとしている。
SBIインシュアランスグループと三井住友カードは、2022年11月、オンラインを基盤とした保険事業での協業に向けた業務提携に関する基本合意書を締結した。それを受けてSBIインシュアランスグループ各社は、三井住友カードの「Custella」を活用したさまざまな取り組みを進めているそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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