2022年2月18日7:20
JALはこのほど、国内空港を中心とした地上交通での移動について、航空機の移動を含めた経路検索、および交通事業者と連携した予約・手配を行える「JAL MaaS」の提供を開始した。
JALは、これまでもさまざまな交通事業者と連携し、出発地と空港、および空港と目的地間をダイレクトにつなぐ移動手段の手配ができるサービスなどを提供してきた。同サービスでは、経路検索機能を導入し、経路検索上で利用者と各事業者の接点を繋ぐことにより、それぞれのシーンで専用のアプリやWeb サイトを開くことなく、出発地から目的地までシームレスに旅行できる仕組みを構築したそうだ。
さらに、JR東日本が提供するリアルタイム経路検索サービスを利用し、空の便と地上交通の遅延状況も反映するリアルタイムな経路検索を行えるようにした。
JALは、2月17日~5月31日まで、自治体との連携を強化し、移動手段の選択肢が限られているなど、地域が抱える移動に関する課題の解決と、交流人口の創出に取り組んでいる。
徳島県(徳島阿波おどり空港)では、空港と人気スポットをダイレクトに結ぶスマートシャトルが新たな移動サービスとして開始され、オンデマンド型の移動が可能となる。また、同サービス上で、一般路線バスの一日乗車券販売サイトへワンクリックでアクセスすることができ、マイルを貯めることも可能だという。
山形県(おいしい山形空港)と山形空港利用拡大推進協議会では、空港と観光地などを結ぶ地上交通の案内サイトとの連携により、予約サービスの利用や最新のダイヤ情報などを一元的に確認することが可能となる。
青森県(三沢空港)と三沢空港振興会では、地上交通において、スムーズな乗車をサポートするデジタルチケットを利用できるそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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