2022年2月24日20:03
SaaS型ECサイト構築プラットフォームfutureshopを提供するフューチャーショップは、ECサイトで購入した商品を店舗で受け取ることができる仕組みを利用できる「店舗受取オプション」を、2022年2月24日のバージョンアップで実装したと発表した。futureshopシリーズを利用中の企業などは管理画面から「店舗受取オプション」を申し込むことで、機能追加開発の必要なく利用可能だ。
同「店舗受取オプション」、いわゆるBOPIS(Buy Online, Pick-up In-Store)は、海外では2015年ころから普及した。各届け先への配送費問題や、商品を買う意志はあるものの実物を見て買うかどうか決めたいなど、EC単体ではなかなか解決することができない、購入にいたる障壁を取り除き、実店舗を活用することで顧客体験を向上させ、EC利用を底上げしたものと考察される。
futureshopの「店舗受取オプション」では、 機能カスタマイズの必要なく、月額費用を支払うことで利用できる。機能として、EC購入時、自宅または任意の住所に届ける代わりに、 届け先として店舗を指定できる。その際、送料無料の設定となる。また、大型商品など、 商品を個別に店舗受け取り対象外にする設定が可能だという。
さらに、ECでの支払い方法は、ECサイトでのオンライン決済で店舗では受け取るだけにするか、店頭でアイテムを気に入ったら支払いを行ってもらうなど、いずれも設定可能だ(オンライン決済の場合は一部決済方法に制限あり)。
また、店舗へ注文商品を配送するタイミングで、購入者に受取通知メールを送信できる。レジやカウンターなど、受取場所や購入アイテム引き渡し方法については、この受取通知メールや各店舗の詳細方法に記載することができるとしている。
なお、初期費用は無料、月額費用3,300円(税込)となっている。
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ペイメントナビ編集部
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