小売や金融のデジタル化を支える「NCRコマースプラットフォーム」の4つの構成要素とは?

2022年2月28日9:26

日本NCRは、2022年2月24日、飲食・小売・銀行などに向けて「NCRコマースプラットフォーム」を展開すると発表した。同サービスはNCRのグローバルな知見をもとに国内で提供するもので、小売企業がデジタルシフトを実現するための必要なタッチポイント、アプリケーション、データを集約したクラウドネイティブな統合プラットフォームとなるそうだ。

No.1テクノロジープロバイダーを目指す
クラウド上にあるプラットフォームとAPIを通じて提供

日本NCRは今年102周年を迎えたが、「今までの100年もこれからも大切にするのは『革新』と『信頼』です」と、日本NCR 代表取締役社長 小原琢哉氏は話す。同社では、POSやATMなどのサービスを提供してきたが、これまでの常識を打ち破るというよりも、あくまでも既存のビジネスをデジタルで変革していきたいと考えているそうだ。同社が今年標榜しているのが“RUN the X”となり、世界の飲食、小売、銀行の円滑な事業の運営と継続を全面的にサポートする No.1テクノロジープロバイダーを目指している。日本NCRでは、トータルなサービスを提供するとともに、必要なサードパーティを包含し、革新的な製品・サービス・効率性を最大限に活用することで、顧客企業の成長を支援していきたいとしている。

日本NCR 代表取締役社長 小原琢哉氏(右)とマーケティング本部 本部長 間宮祥之氏(左)

新たに展開する「NCRコマースプラットフォーム」では、クラウド上にあるプラットフォームとAPIを通じ、サードパーティ製のマイクロサービスを活用したエコシステムや 効率的な自社開発を支援することで、市場や顧客の変化への対応を迅速に実現できるという。同サービスでは、グーグルクラウドを活用している。

例えば、小売店では、店舗運営、顧客エンゲージメント、バックオフィス、決済、3rdパーティ・APIなど、外食では、フロントオペレーション、CRM・マーケティングシステム、バックオフィスデータ、決済、サードパーティインテグレーションなど、銀行では、顧客接点、フロントオペレーション、バックオフィス&データ分析などを、APIを経由して、容易に導入や組み換えができるという。

同システムは、全面的に欧米などグローバルの知見を取り入れ、長年にわたり培ってきたナレッジをaaS(as a Service)プロダクトに凝縮し、ハードウェア、サービス、ソフトウェアをバンドルして提供する。販売はサブスクリプションモデルとなるそうだ。

NRF2022で好評を博す
三層構造の設計に

具体的なサービスは、マーケティング本部 本部長 間宮 祥之氏が紹介した。同サービスは、全米小売業会主催の「NRF Retail's Big Show2022」でも紹介し、米国の顧客企業から好評だったという。

「NCRコマースプラットフォーム」は、タッチポイント、プラットフォーム、マイクロサービスの三層構造となっている。特徴として、1つはインテグレーションが容易になり、エコシステムを活用した期間やコストを削減できることだ。2つめは、クラウドネイティブであり、大量のデータを瞬時に扱うことが可能だ。3つ目は、DIYとなり、自社開発を上手く活用したいという要望が増える中、1からシステムをスクラッチで作るのではなくプラットフォームに追加して開発することができる。

IoTとAI機能活用のサービスも装備
「店舗の仮想化」のアーキテクチャ構築

構成要素は、①API Service (BSL)、②Digital Connected Service (DCS)、③Data Lake(NCR Analytics)、④NCR Edge (SDS)の4つとなる。

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