2022年4月13日20:19
心幸サービスは、自社が運営する企業内売店・コンビニエンスストアのレジに、自分でレジ作業を行う「セルフレジ(無人レジ)」の導入を、全国で150店舗達成したと発表した(2022年4月12日現在)。
心幸サービスは、福利厚生の一環として企業内において有人による売店・食堂の運営を実施していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で需要が高まった非対面販売のニーズも後押しし、自分でレジ作業を行う「セルフレジ」の設置を開始。このほど、全国で150店舗への導入を達成した。
「セルフレジ」の設置は、これまで有人販売では難しかった24時間営業を可能にしたことで、地方企業をはじめ、長時間営業を希望する人からの要望にも応えることとなり、従業員のモチベーションアップにもつながっているという。
社内売店がある工場勤務者を対象とした「社内売店に関するアンケート調査」でも、約5割が社内売店に「不満」を示しており、不満の要因として、35.3%が「営業時間が短い」と回答。4割が「職場に24時間使える売店が欲しい」と希望しているそうだ。
また、運営面においても、売店総営業時間が2018年の有人販売比較4.3倍になり、販売員の人件費においても30%削減に成功したという。今後、完全無人店舗の運用を目標に、さらなる「セルフレジ化」を展開していく。
なお、同社では、企業内の空きスペースを活用した小規模店舗からイートインスペース併設の大規模店舗まで、ニーズに合わせた店舗設置ができるという。企業内店舗は全国で169店ある。近年では、24時間365日完全無人店舗の運営を展開。セルフレジ決済には、現金はに加え、電子マネーやクレジットカード、さらに給料天引きによる社員証決済も設定可能だ。