2022年9月14日7:50

PKSHA Technologyは、過去の不正・犯罪検知プロジェクトで蓄積した知見・実績を集約させた不正・犯罪検知ソリューション「PKSHA Security(パークシャ セキュリティ)」の本格展開を2022年8月より開始したと発表した。

機械学習エンジンの開発においては、得られるデータを機械が解釈しやすいように変換する特徴量生成と、それら特徴量と不正・犯罪か否かの情報から不正・犯罪検知予測モデルを作成する学習のプロセスが特に重要だという。

不正・犯罪検知ソリューション「PKSHA Security」(PKSHA Technology)

クレジットカードの不正検知のほか、保険金の不正請求や、SNSの不正投稿監視など、PKSHAが過去に行ってきた不正・犯罪検知プロジェクトにおいて効果的であった特徴量生成手法や学習時の設計・チューニング手法を集約し、従来より培ってきた不正・犯罪検知エンジンをさらに効果的かつ汎用的なものにバージョンアップする開発を実施した。同エンジンを各ユースケース向けにセミカスタマイズさせることで、短期間で高精度な不正・犯罪検知エンジンの実装が可能になるという。また、AI活用においてはブラックボックス性(AIの判断根拠の不透明さ)が問題となることが多いが、根拠を提示する技術も保有しており、顧客企業のオペレーションに併せて当該機能を組み込んでいく。

すでに金融・保険・Webサービス等で本番稼働しているが、今後さらに多様なユースケースに対応させることで、あらゆる業界・産業で稼働するソフトウエェアに対してPKSHA Secutiryを搭載・接続していきたいとした。

なお、想定するユースケースとして、不正送金検知、マネーロンダリング検知、クレジットカード不正検知、保険金請求不正検知、コンプライアンス違反検知、法規制違反検知、SNS上の誹謗中傷検知、不審行動検知を挙げている。

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ペイメントナビ編集部

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