2022年10月24日17:56
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、生活協同組合コープこうべ(兵庫県神戸市)に、TMNのビンゴ型マーケティングツールの試行導入を開始した。
原材料価格高騰による値上げラッシュで消費者が価格に敏感になっている中、価格ではなく商品価値を訴求する非価格プロモーションが、現在の小売業における他社との差別化およびファン化促進につながると考え、TMNでは消費者に商品のストーリーを届けるビンゴ型マーケティングツールを提供している。

TMNは、2021年10月に、コープこうべの店舗事業と宅配事業でそれぞれ管理されていた約170万人の会員情報を統合し、会員管理システム基盤を刷新して以来、販促支援を行っている。このほど、年末年始の繁忙期に向けてTMNのビンゴ型マーケティングツールを試行導入し、コープ商品の価値訴求と新規組合員加入促進に向けた施策として3カ月間の効果測定を行う。
ビンゴ型マーケティングツールは、WEB上でビンゴ型のUI(ユーザーインターフェイス)を用いて商品価値を訴求するツールで、ビンゴのマスを開くと商品に関する情報やクイズが用意されている。行動経済学に基づいて設計されており、能動的に全てのマスを開きたくなる仕組みで、伝えたい情報をしっかりと届ける力に優れているほか、利用者の声を取得できるため、双方向のコミュニケーションツールとして、ファン化促進に効果的だとしている。
TMNでは今後、ビンゴ型マーケティングツールと決済、ID-POS情報等を連動させ、ワン・トゥ・ワン・マーケティングやリテールメディアサービスへの展開を目指す。