2021年9月28日7:30
三菱UFJ銀行は、同行のインターネットバンキングである三菱UFJダイレクトの利用者が、三菱UFJダイレクトのアカウントを使って外部サービス会社(事業者)のオンラインサービスに登録・ログインできるようになる「ID連携 APIサービス」の提供を、2021年10月より開始すると発表した。
同行は三菱 UFJダイレクトのアカウントを利用して、事業者のオンラインサービスへ登録・ログインできるようになるID連携機能および、ID連携と同時に三菱UFJダイレクトに登録された利用者情報を、利用者同意を前提に事業者に連携する機能をAPI形式で事業者に提供する。
事業者は、同行のセキュリティ基準を充たした認証機能を事業者サービスの当人認証でも利用できる。また、銀行口座開設時に犯罪収益移転防止法に基づいて実施した本人確認済情報を事業者が提供するサービスへの申込時の身元確認に活用可能だ。さらに、同サービスによって取得した情報を登録フォームに埋め込めば、利用者が入力する項目を減らすことができるため、事業者サービスにおける会員登録率を高めることが可能だ。
利用者にとっては、三菱 UFJ ダイレクトのアカウントに登録されている情報を使って、事業者が提供するサービスの会員登録ができるようになるため、利用者情報の入力項目を減らすことができる。また、使い慣れた三菱UFJダイレクトの ID・パスワードで事業者が提供するサービスにログインできるため、事業者毎に固有の ID・パスワードを設定する必要がなくなる。なお、連携される利用者情報は、氏名や生年月日、住所、性別、電話番号、メールアドレスであり、三菱 UFJ ダイレクトの ID・パスワード自体が事業者に連携されることはないそうだ。
現在、三菱UFJモルガン・スタンレー証券とFinatext ホールディングスが同サービスの導入を予定しており、今後、導入先を順次拡大していく計画だ。
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ペイメントナビ編集部
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