2022年11月11日19:34
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、同夜が運営するキャッシュレス決済サービスおよびモバイル型マルチ決済端末「UT-P10」が、JR西日本と岡山県新見市が推進する、交通系ICカード「ICOCA」を活用した電子地域ポイント事業に採用され、2022年10月24日より運用が開始されたと発表した。
なお、電子地域ポイント事業に関するシステムの開発および構築はJR西日本テクシアが実施した。
TMNのモバイル型マルチ決済端末「UT-P10」は、決済に加え、店舗運営に必要なさまざまなアプリの搭載が可能で、1台でさまざまな機能を拡張できる。このほど、新見市では、地域オリジナルICOCAを含む交通系ICカードに対応する「UT-P10」標準の電子マネー決済アプリと、地域オリジナルポイント「にーみんポイント」アプリが、相互に連携する機能を搭載した「UT-P10」が導入された。すでに市内の約60か所に「UT-P10」が設置されており、今後も順次拡大していく予定だ。
年内には物価高騰対策として3,000ポイントの追加付与が決定しているが、この他にも、行政施策への参加促進としての活用の検討等、今後も地域活性化の基盤ツールとして幅広く活用されることが期待されている。
TMNは、決済とマーケティングを融合させた情報プロセシング事業を推進している。同取組を通じて、 ポイントでの経済循環やキャッシュレス化推進だけにとどまらず、購買情報や非購買情報などあらゆる情報を地域内で還流させることで、地域のさまざまな課題解決につながる地域活性化のプラットフォームとしてサービスを提供することを目指す。