2011年3月9日10:50
凸版印刷は、日本におけるギフトカードの市場拡大を目的にギフトカードモールの導入支援サービスを提供してきたが、イオンリテール(イオン)が展開する国内初の本格的なギフトカードモールサービス「うれしーど」において、運用も含めた総合的な支援サービスが採用されたと発表した。
うれしーどは、国内初の本格的ギフトカードモールとして、2010年12月から関東地区81店舗で試験的にサービスを実施。2011年3月から全国のイオンに順次拡大している。またうれしーどで販売するカードの種類も「日比谷花壇」をはじめ「劇団四季」「HMV」「リンベルギフトカタログ」など14社40種へと増加し、本格的なサービス展開を開始している。さらに、2011年夏までに販売カードを増やし、約100種類のカードが取り扱われる予定になっている。
凸版印刷はうれしーどの導入に際し、ギフトカードビジネスにおけるノウハウをもとに、業務提携する富士通エフ・アイ・ピーおよびインコム・ジャパンと協力し、店頭端末の開発や業務設計などの支援業務を行うとともに、サービススタート後も新規カードの獲得に向けた営業活動や、在庫・物流管理、コールセンター運営、プロモーション業務などの総合支援を行っている。
日本国内におけるギフトカードのマーケットは、大手GMSやアパレルショップ・雑貨店・飲食店での導入が進み、2011年2月時点での導入企業数は約220社3万2,000店舗にまで拡大しているという。一方、米国では自社ギフトカードの販売だけでなく、他社のギフトカードを自社の店頭に陳列し販売するギフトカードモールが業績を伸ばし、日本国内でも新しいビジネスモデルとして注目を集めている。
凸版印刷は、ギフトカード事業全体として、2011年度に30億円の売上を目指す。