ST、NFCリーダライタICで決済や生活を便利に 生体認証決済用カードは市場投入準備が進む

2023年1月18日10:02

STマイクロエレクトロニクス(ST)は、世界的なチップベンダーの1つで、国内でも決済やNFC向けのチップの供給を強化している。フランス・パリで開催された「TRUSTECH2022」では、NFCリーダライタICの「ST25R3916B-AQWT」および「ST25R3917B-AQWT」、生体認証用システム・オン・カード(BSoC)「STPay-Topaz-Bio」などを紹介した。

生体認証用システム・オン・カード(BSoC)「STPay-Topaz-Bio」。市場への投入準備が着々と進む

自動車やキッチンなど多様な使い方が可能に
EMVCo 3.1aやNFCフォーラム CR13規格に準拠

NFCリーダライタICの「ST25R3916B-AQWT」「ST25R3917B-AQWT」は、決済や消費者向けのサービスをより便利にできる機能を備えているという。決済に加え、スマートフォンから自動車への接続ソリューション向けの技術開発等を推進する業界団体「Car Connectivity Consortium(CCC)」の仕様に準拠したデジタルキー、ワイヤレスチャージング、機器同士のペアリング、ブランドの真贋判定など、多様な活用ができるそうだ。例えば、キッチンでは通常、フードプロセッサーやミキサーはコンセントに挿して使用するが、NFCリーダライタICで動作が可能となる。

両製品ともに、NFCイニシエータ、ターゲット、リーダライタ、およびカード・エミュレーション・モードに対応している。EMVCo 3.1aに準拠するとともに、NFCフォーラム CR13規格の認証を取得している。リファレンスとソフトウェアキットが利用可能で、市場投入までの時間を短縮可能だ。

また、最大1.6WのRF出力を備えており、アンテナを直接駆動できる。さらに、ダイナミック出力調整(DPO)を搭載。放射電力をEMVCoおよびNFCフォーラムの仕様に準拠した上限値と下限値の範囲内に維持できるのも特徴だ。

生体認証決済カードとdCVV技術搭載でセキュアに
EMVCo認証取得、国際ブランド認証後は市場投入へ

市場への投入準備を進める、ST31N600ベースの生体認証用システム・オン・カード(BSoC)「STPay-Topaz-Bio」のデモも実施した。デモでは、LinxensのEMVモジュールとプレラミネートされたインレイをFingerprint Cards AB(フィンガープリンツ)の生体認証センサと組み合わせた。また、セキュリティコードが可変する、Ellipse(エリプス)のダイナミックCVV(dCVV)技術との連携も紹介した。

 

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