2023年4月11日7:50
ロイヤルホールディングスは、事業創造領域の一環であるDXプロジェクトにおいて「天ぷら ✕ web3 ✕ AI」で外食産業の構造的課題の解決にチャレンジするDX店舗として「TEN Labo」を2023年4月27日、錦糸町にオープンすると発表した。
同DX店舗(出島プロジェクト)では、外食産業における新たなビジネスモデルの取り組みとして、トークンを活用したインセンティブ設計を導入することで、参加者のモチベーション向上や「顧客、店舗・従業員、生産者」との関係性の向上、さらなるサービス向上など、多くのメリットが期待できるとしている。
また、AI技術等を活用し従業員が調理と接客に専念できる環境をつくり、顧客体験価値を高めることで外食産業における生産性向上や働き方改革を進めることを目的としている。
利用者は、一席ごとに用意したタブレットで、好みの天ぷらを、好きな順番で、好きな食べ方で注文し、顧客それぞれの好みに応じて食事ができる。また、会員証NFTを保有している人は、その会員証を席に設置されたタブレットにかざすことにより、顧客専用のタブレット機能となり、アレルギーや嫌いな食材の情報等を予め入力することで、利用者にとってより安心できる環境を提供することができるという。
そのほか、いつも注文するメニューの作成や特別メニュー、デジタルボトルキープなど、新しいサービスを利用することで、利用者にとっての特別感や体験価値を得ることができるそうだ。
同タブレットを通じて、利用者は店舗や生産者とつながり、さまざまな貢献行動により、トークンを取得することが可能になり、そのトークンを保有・収集することで、インセンティブを得ることもできる。これらの機能を提供することで、利用者はより快適な食事体験を享受でき、店舗側もより効率的なサービス提供が可能となる。
店舗はカウンターのみの客席とし、席に設置されたタブレットで、顧客は料理の注文等が行える。食材の発注や従業員のワークスケジュールの作成等、間接業務の自動化をすることで、従業員が調理と接客に専念できる環境をつくり、顧客に「美味しい料理」と「楽しい空間」を提供する店舗となるそうだ。また、将来的な海外での活用(職人技術の輸出)も目指し、天ぷら調理における技術の可視化や自動化に向け、AIおよびロボティクスを活用した調理の実現を目指す。
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