2023年7月20日7:00
タビィコムは、長野県木曽町にLINE公式アカウントを活用した電子クーポン管理システムを提供し、2023年7月から利用を開始した。
これまで、タビィコムでは、20以上の自治体関係者にさまざまな仕様の商品券に対応したデジタル版プレミアム付商品券のオンライン販売システムを提供してきた。利用した事業者は、大手スーパーマーケットチェーン、ドラッグストアチェーン、ファミリーレストランチェーン、大手百貨店、大手家電販売店、大手ホームセンター、観光施設、空港、JRのキオスクなどから、地方都市の商店街のお店まで、5,000以上となり、30億円以上のデジタル商品券を適切かつ効率的に発行・運用し、さまざまなノウハウを蓄積してきたそうだ。
今回の事業で提供される電子クーポン管理システムは、自治体でのさまざまな支援事業で活用できるよう、これまでのデジタル商品券システムをベースとして同システムの開発を行い、すでに富山県射水市では令和3年度から運用されている。
同システムでは子育て関連での利用に限定することで、利用者に必要な育児用品の購入を行ってもらう 管理者側では電子クーポンの発行、換金業務に関わる人件費をデジタル化によって削減することができるそうだ。
長野県木曽町では、木曽町で婚姻届を提出した世帯および木曽町で出生届を提出した世帯に、それぞれのお祝いとして、結婚のお祝いに2万円、出産のお祝いに5万円の電子クーポンを配布する。電子クーポンは、配布されたシリアルナンバー入りのQRコードから長野県木曽町の自治体LINE公式アカウント経由で、申請した利用者のLINEアカウントに金額が付与される仕組みだ。
実際の利用時には、利用者は同事業に参加する店舗のレジ横にあるQRコードを読み取り、利用金額を1円単位で入力して、決済を行う。参加する店舗は、紙のクーポンのようにクーポンそのものを管理・保管する必要はなく、利用された金額は事前登録した場合、提出した指定の口座に自動で入金される。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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